寒さ来て色づく志手ポンカン
今年はミカンが全国的に不作のようです。志手特産の「志手ポンカン」はどうでしょう。12月に入り色づき始めた志手ポンカンが上の写真です。
志手ポンカンについてはこのブログ「大分『志手』散歩」で以前に取り上げました。
手始めに「志手ポンカン①志手ポンカンは日本一」(2022年10月28日公開)を書きました。
続いて「志手ポンカン➁いけるぞ!志手ポンカン」(2022年11月3日公開)「志手ポンカン③ポンカンの効用は」(2022年11月8日公開)「志手ポンカン➃幻になる日も近い?」(2022年11月18日公開)と書きました。
志手のミカン生産者がポンカンづくりに本格的に取り組んだのは昭和50年代半ば、1980年前後のことのようです。
「志手ポンカン➁いけるぞ!志手ポンカン」に載せた新聞記事を再掲します。
それが左の記事。大分合同新聞の昭和57(1981)年2月21日付朝刊です。
それによると、ミカンの生産過剰で価格が暴落し、経営が苦しくなった志手の生産者が、自家用に植えていたポンカンに目を付けて本格栽培を開始。市場に出荷し始めたところ、人気を博したということだそうです。
ある財界人が志手ポンカンの味を絶賛したという話を「志手ポンカン①志手ポンカンは日本一」で紹介しました。
しかし、志手ポンカンも最近はかつてほどの人気はないようです。
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「タネあり」は敬遠される⁉
ナイフで皮をむくものよりも、手で簡単に皮がむける果物が好まれる。手間暇がかからないものが売れるという話は聞いたことがあります。
志手ポンカンも突然変異で「タネなし」が誕生すれば昔の人気が戻ってくるかもしれません。
ところで最初の疑問の「志手ポンカンの今年の出来」はどうなのでしょう。温州ミカンが不作傾向ですから、ポンカンも同じかもしれません。
ただ、志手ポンカンは豊作不作にかかわらず生産量は減少傾向にあると思えます。
このブログ「大分『志手』散歩」の筆者が2年前に志手ポンカンについて書いた頃に比べ、さらに志手ポンカンの生産者も栽培面積も減っているようです。「志手ポンカン」はこれからどうなっていくのでしょうか。
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